先日、我が愛車レンジローバースポーツの車検を受けてきた。
2014年に登録された車両なので、車自体は今回で3度目の車検である。
レンジローバー=故障が多いイメージ(※)なので、そろそろ大きな故障が来るかとヒヤヒヤしたものだが、意外にも消耗品を交換する程度で、特に問題は無いとのことだった。
※昔ほどではないにしろ、それでも日本車に比べると壊れやすい印象。実際、輸入車に乗っている会社の先輩が、5年目でトランスミッションを交換した、という話を聞いている。
平社員の分際で、大枚はたいて型落ち高級外車を買って1年が過ぎた。
そこで、これまでの所感を連ねてみる。
スペック
購入した車両のスペックは次の通り。
メーカー・車種 | ランドローバー・レンジローバースポーツ |
---|---|
年式 | 2014年 |
グレード | HSE |
ボディカラー | フジホワイト |
パワートレイン | V型6気筒3.0L&スーパーチャージャー |
使用燃料 | ハイオク |
トランスミッション | 8AT |
オプション | サンルーフ アダプティブクルーズコントロール 275/40R22タイヤ ブラインドスポットモニター TFT液晶メーター Meridianサラウンドオーディオシステム 前席シートヒーター&クーラー 後席シートヒーター 後席モニター |
何で買ったの
購入したのは、2代目レンジローバースポーツの前期モデルである。
私の好きな映画「007」シリーズのジェームス・ボンド役、ダニエル・クレイグがイメージキャラクターを務め、映画でもカーチェイスのシーンで登場し(007 スペクター)、狩野英孝が「とんねるずのみなさんのおかげでした」の企画で購入したこの車を「いつか買いたい」と思い続けていた。
庶民の私には新車で買える代物ではないが、中古車になると現実的な価格に。
年式の割に走行距離が少なく、丁寧に扱われた個体が多いのもレンジローバーならでは。
マイナーチェンジ実施直後で型落ちとなった前期モデルが多く出回っていたため、希望の条件で探せたのも良かった。
乗れるのも独身ライフ絶賛謳歌中の今しかないということで、購入に踏み切ったのである。
外観
現在売られている後期モデルは内外装とも最新仕様にアップデートされているが、私は断然前期モデルの方が好き。
シルバー塗装のアンダーカバーが控えめながらも「SUV」を表現しているのが良い。
また、四角四面のスタイリングにあって唯一「丸」基調のヘッドライトは愛嬌があって好き。
後期は、そんなSUVっぽさと可愛さが薄まってしまったのが残念。
初代レンジローバー(クラシックレンジ)を彷彿させるリヤビュー。
後方にかけて傾斜したルーフと極端にキックアップしたオーバーハングで、サイズの割にスマートな印象。
クラシックレンジみたいにテールゲートは上下分割に開かない。
走行性能
「HSE」グレードにはV6の3.0L&スーパーチャージャーが搭載されている。
2.2tの車重に対して、最高出力は340PS、最大トルクは450Nm。
レンジローバーと言えばV8をイメージする人もいるが、2.0Lクラスからの乗り換えなら動力性能はV6でも十二分だと思う。
発進時は流石に重さを感じるが、スーパーチャージャーのおかげで低速トルクが十分あるので、アクセル操作に不満は無い。
ZF製の8速ATは、CVTかと思うくらい滑らかに変速してくれる。
高速走行時の安心感は半端ない。
120km/hの巡航でも、エンジン回転数は1,500rpm。
あまりにも静かに加速していくので、気付いたら結構な速度が出ていることも。
オプションのアダプティブクルーズコントロール(ACC)は便利。
制御が凄く人間的(※)で、長距離を走る際は重宝している。
※前方車の軽い減速なら、ブレーキではなくアクセルOFFで対応してくれる。ちなみに、以前通勤で使ってたスズキ・バレーノのACCはアクセル、ブレーキの切り替えが煩わしく、とても使えたものではなかった。
タイヤサイズは標準だと20インチらしいが、この車はオプションで22インチを履いている。
V8搭載で500馬力以上出す「オートバイオグラフィ」「SVR」ならまだしも、「HSE」で22インチはやり過ぎだと思う。
いくらエアサスとは言え、乗り心地が全然良くない。低速だと道路の凸凹を全部拾ってくる。19or20インチが適正な気がする。
取り回し
ボディサイズは、全長4,855×全幅1,985×全高1,800[mm]。
数値だけ見ると「相当デカいな」と思うが(特に全幅)、意外にも取り回しは良い。
レンジローバー伝統の高い視線(コマンドポジション)と四角いボディのお陰かも知れない。
そのため、割と狭い所も臆することなく行ける。
いくら取り回しが良いとは言え、都心部では気を遣うことが多い。
跳ね上げ式のコインパーキングは、一応止められはするが、横幅がかなりギリギリ。
名古屋駅の立体駐車場も、入庫は出来ても自分が車から出られなかった。下の場合、助手席側から降りるしか方法が無い。
積載性
ボディサイズを考えると思ったより載らない、という印象だった。
上の画像は11月初旬に行ったキャンプの荷物を全部積み込んだ状態。一部はラゲッジに収まらなくて、リヤシートに載せている。
「容量が足りなければリヤシートを倒せば良いじゃない」とも思ったが、フラットにならなくて全く使い物にならない。
維持費、経費
燃費は7~8km/L。この図体を考えると相当優秀だと思う。
ただ、満タン給油すると(ハイオクで80L前後)、時期が時期なら簡単に万札が飛んでいく。
自動車税も、3.0Lクラスなので決して安くはないが、5.0L車に比べたら可愛いもの。
任意保険料も、外車だからと言ってべらぼうに高いわけでもない。
他には以下を購入した。
・ボディカバー
平日は殆ど乗らないので、黄砂、鳥のフン、雨汚れ、イタズラの防止を目的に買った。
また、夏場の日焼け(サンルーフのシェードが安っぽいメッシュ地で、シェードとして殆ど機能していない)、サンルーフ周辺部品の保護の目的もある。
ただし、厚手の生地で出来ているため、カバーは相当に重く大きい。外した後の置き場所の確保に苦労した。
・タイヤ
右折時にキャッツアイに乗り上げ、右後ろのタイヤをバーストさせてしまった。
他のタイヤも新車時から履き続けていたようで、1本だけ交換するのも何だかなぁと思ったので4本全部交換した。
総額16万円。この時ばかりは22インチのデカさに泣いた。
当時の定額給付金とキャッシュレス還元制度のお陰で、そこまで懐が痛まなかったのが不幸中の幸い。
あれ以来、キャッツアイはトラウマ。
総評
役職無し人間が恐れ多くもレンジローバースポーツに乗って約1年、何とか困窮せず今に至っている。
ドイツ勢(メルセデスベンツ・Gクラス、ポルシェ・カイエンetc.)に比べると迫力だとか高級感の演出は抑え気味だが、レンジローバー特有の気品と言うか、「良い道具を手にしている」感じは伝わってくる。
日本では持て余し気味な図体は、万が一事故に巻き込まれた時の「お守り」的な意味で安心感がある。
その分、自分が事故を起こせば相手の被害が大きくなる、ということでもあるので、自然と穏やかな運転になった。
…と尤もらしい事を並べてみたが、私の場合、車を買う動機の95%は「見た目」である。
「2代目レンジローバースポーツの前期型」の見た目が好きで、それが買える値段になったから買った、ただそれだけの事なのである。
特にこの代のレンスポは、型落ちしても古臭く見えないのが良い。少なくとも、カイエンとかBMWのX5よりは型落ち感が無いと思う。
エアサスとか電気系統の故障が怖いが、泣く泣く手放さないよう長く乗っていく予定である。
以下、おまけ。
ドアを開けた時、Bピラー上部で発見。何と呼ぶアイテムか分からない。
スモール点灯時。中々の存在感。
解錠時、ドアミラー下から投影されるウェルカムライト。そこまで主張されると気恥かしい。映すならBピラーのアレで良い。
「HSE」以上のグレードに装備されるアンビエントライト。最近のメルセデスみたいに派手派手しくなく、コンソールだけを照らすさり気なさ。
10色から選べるが、下の3色は正直違いが分からない。